やばいトコを見られたっ!

しおりはさ、親戚の中で、唯一俺に自然に接してきてくれたんだ。

まあ、当時しおりはまだ4歳で、俺が養子だとかいう事情も分かってなかったんだけど。

無邪気に笑いかけてくれて。

なんか、救われた。

あのときから、俺、しおりのことは、本当の妹みたいに思ってて……

大事な子、なんだ。

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