やばいトコを見られたっ!
覚悟のホテル
***
「いやー、あの夜は、本当にひどい目に遭ったよ」
都内のホテルのバー。
カウンター席であたしの隣に座った松崎さんは、そんなことを言いながら、あたしの太ももに手を乗せてきた。
「君はいきなり廊下に飛び出すし、わけの分からない男に殴られるし」
「すみませんでした」
「別にね、その報復であんな記事を書かせたわけじゃないんだよ?
たまたま、うちの写真週刊誌のカメラマンが、君たちのことを見つけちゃっただけで」
「分かってます」
「いやー、あの夜は、本当にひどい目に遭ったよ」
都内のホテルのバー。
カウンター席であたしの隣に座った松崎さんは、そんなことを言いながら、あたしの太ももに手を乗せてきた。
「君はいきなり廊下に飛び出すし、わけの分からない男に殴られるし」
「すみませんでした」
「別にね、その報復であんな記事を書かせたわけじゃないんだよ?
たまたま、うちの写真週刊誌のカメラマンが、君たちのことを見つけちゃっただけで」
「分かってます」