やばいトコを見られたっ!
幸せな未来へ
***
あれから、半年が経った。
その夜、ソファに座ったイッシ君は、テレビのニュースを観ながら、膝の上で寝ているキャンディの背中をなでていた。
いつもの光景だ。
あたしは、ホットミルクの入ったマグカップを手に、イッシ君の隣に座る。
「あのね、キャンディの新しい飼い主探しの件だけど」
「ああ、いい加減、そろそろ見つけてやらないとな」
「見つけなくていいと思う」
「なんで」
「だって……
あれから、半年が経った。
その夜、ソファに座ったイッシ君は、テレビのニュースを観ながら、膝の上で寝ているキャンディの背中をなでていた。
いつもの光景だ。
あたしは、ホットミルクの入ったマグカップを手に、イッシ君の隣に座る。
「あのね、キャンディの新しい飼い主探しの件だけど」
「ああ、いい加減、そろそろ見つけてやらないとな」
「見つけなくていいと思う」
「なんで」
「だって……