やばいトコを見られたっ!
「住ませてやるって、何の話?」


しおりちゃんが首をかしげた。


「ま、中で話そう」


イッシ君が、みんなを促した。




イッシ君のうちのリビングは、30畳はありそうなほど広々としていて。

置かれているモノトーンの家具は、上質なものなのだろうと、あたしにも分かった。


しおりちゃんが淹れてくれたコーヒーは、とても美味しくて。

あたしがいつも飲んでいるインスタントのコーヒーとは、香りと味わいが明らかに違う。

きっと、高い豆なんだろう。


なんか……


生活レベルの差を、ひしひしと感じてしまう。




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