やばいトコを見られたっ!










「――そんなことがあったんですか! こわーい……」


あたしがここに来ることになったいきさつを話すと、


しおりちゃんは両手で頬を包み、眉をひそめた。


「でも、カズ君がちょうど通りかかるなんて、すごい偶然! 良かったですね」


「うん、それは感謝してる」


「あ、そういえばカズ君、パーティーはどうだったの?」


しおりちゃんが、思い出したかのように、イッシ君にたずねた。


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