初恋は一言から
〜3分後〜
「こんにちわー」
「遅い」
呼んでから3分もたっている。
「そんなこと言うなよ魏姫」
「黙れ」
なんで入ってきて第一声が"こんにちわー"っていう気の抜けた挨拶なんだ?
あいつ(氷瀬乃)の頭の中お花畑なんじゃないか⁉︎
「こんにちは魅火流くん」
「こ、こんにちは」
魅火流の顔が引きつってる。
何か嫌な思い出でもあるのかな?
後で聞いてみよーっと。
「僕を呼んだ理由は確かテストだよね?」
「ああ」
その辺はきちんと覚えていたのか。
てゆうかそれ以外呼ぶ目的ないしね。
「じゃあさっそくテスト、始めるか」
「「はい」」
珍しく氷瀬乃の物分りがすごくいい。
怖いくらいだ。
あいつの頭のネジどっか抜けてるのか?
「これから試験を行います。受験する者は席について下さい。なお不正行為が見られた時点で退学とします」
ロボットだ…
氷瀬乃がロボット化してる…
氷瀬乃、やっぱり壊れたんじゃないのか…
「では選んでください。1、各教科ごと時間を分けて行う。2、一気に全てやる」
「「2で」」
やっぱり2だよね。
早く終わらせたいし。
「わかりました。では試験開始です」
はーい。
じゃあテスト始めますか。