初恋は一言から
魏姫マジおこだけど最高に可愛い。

お風呂上がりだから、少し髪が濡れていてなんだか色っぽい。

つーかエロい。でも可愛い。

サングラスもなにもしていない魏姫見れて嬉しいなぁ…

「真輝音先輩?にやけないでください。キモイデス。総長モードに切り替えますよ?」

「はいすみませんでした。お許し下さい」

ちょっとわからない人もいると思うから説明しておく。

魏姫が言う"総長モード"とは、簡単にいうと二重人格の交代人格を出す的な意味のことをいう。

魏姫が本当に二重人格かどうかは知らないがモードが切り替わると全然性格が変わる。

ちょーおっかないから普段はなってほしくない。

「で、なに食べんの?」

「「「ほへ?」」」

「なに言ってんの3人とも。ルームサービス使えないから来たんでしょ。あたしは使えるから頼んであげるって言ったの。わかんない?」

なんだこのツンデレ(?)な感じが微妙に醸し出されているこの愛くるしい子は…

魅火流と芹先輩と顔を合わせる。

全員、同じ気持ち。

「「「ではお言葉に甘えさせていただきます」」」

「いいよ。でなに頼むの?」

そういえば決めてなかった。

なににしよう。下手に変なもの頼むわけにいかないし…

「じゃあ俺ラーメン」

「俺はぁ…カレー」

2人とも決めんの早いな、おい。

しかも高カロリーなものじゃないのかよ。

胃にもたれるぞ。

なんて乙女チックなことを考えながら俺な出した答えは…

「じゃ俺はハンバーグ」

結果。

3人揃ってハイカロリー。

「わかった。端末で送ったからもうすぐで来ると思うよ」

「「「あざーす」」」

お礼をいうことも忘れない。

此処で言わないともう2度とこのようなことはしてくれなくなってしまう。

「これに懲りてタブレット持ち歩いてね」

はい、申し訳ありませんでした。

以後気をつけます。
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