soleil



夜九時半。
あたしはこんな時間までけんちゃんのとこにいたみたい。
けんちゃんは送るって言ってたけど一人で帰りたいから断った。

昔みたいにあの家に帰りたくないとは思わなくなったけどまおを捨てたのは許せない。
けどそんな心も少しずつ時が立ち色あせていく。
アタシって怖いね。


ドンッーー

「いっ…「邪魔だ」


男はそう言って誤りもせず走っていった。


「オイ!まてコラァ!!!」


そして三人の男がアタシを通りすぎてあの男めがけて走っている。


なーんだ。ただの喧嘩かよ。









暇つぶし。いっか。行ってみよ。


アタシはなぜかあの人達を追っていた。


無意識に。



「ハァハァハァ……」


やっと辿り着いた場所は草むらばっかの場所。

三人で戦っている。1人はもう動けないのだろうか。



あ、また1人倒れた。



あの人、三人相手になかなかやるじゃん。
気になって来てみたけど大丈夫ぽい。

ちょっとアタシも混ざってみたかったけど。


帰ろっかな。


と、立ち上がった時。



「キャッ!!!!」



ザザザザーーーーー

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