十日目の判決 -完-






結希は私の中で今1番仲が良い友達だ。2年生になって良く話すようになった。学校にいる間はほとんど結希と一緒に過ごしてる。同じクラスの隣の席同士ってのもあって常にペアだ。


待って、結希と君が付き合ってんのか。疑うぞ、結希の趣味。


「何で聞かないといけない?」


君なんかと付き合ってんだから結希はちゃんと君を好きに決まってんだろ。


「いやぁ〜!だってさぁ!ケケッ!」


何がおかしい。よう笑うな。



「結希ちゃん、浮気してるもん!」

「んなバカな。」


即答したぞ。んなバカな。もう一度、


「んなバカな。」


結希がんなわけあるか。


「ガハハハハッ!!2回言わなくてもいいって〜!ケケケッ!」


…内容のわりにはニコニコゲラゲラと話すんだな。


脳みそ終わってんぞ。




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