誘惑の毒林檎




















夜帰り道がやっぱりわからず
暗いその道をうろついていた
寒い…

暗い…


あの日を思い出してしまう…
やめて…
私はその場にうずくまった


早く…死んでしまいたい…




「ねぇ…どうしたの?」


男の人が話しかけてきた
「帰るとこないならさ



一緒にホテルいこうよ」





ホテル…
意味はわかっている

私は頷いていた

























< 28 / 146 >

この作品をシェア

pagetop