誘惑の毒林檎





私はまた月葉ちゃんを呼び出した



「怜香ちゃん?」とかわいい声


「ねぇ月葉ちゃん。どうして頼と話すの?」
私は笑顔を崩さず聞く


「…ごめん」

「頼の事…好きなの?」


「え?」





なんで聞き返すの?
やだよ…
頼が取られちゃう!


「もし好きだったら諦めて。

頼は私のものなの。今諦めて。」

驚いて私を見る
「……私…は…」









パシンッ…




「…ぁ…っ」
気づいたら月葉ちゃんを叩いていた



赤いほほをさわる月葉ちゃん
やりすぎだよ…










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