僕と叔母の
「じゃあさ、どっか一緒に回ろ?」
そっちか。てっきり「アニメショップとゲーセンに一緒に行こ?」かとも思ったが。まぁ、予想通りの反応で嬉しいようでため息が出そうになる。
「…いつ?」
「明日。」
「明日は無理だ。」
「えー!!」
また膨れた顔になった。フグか、お前は。
「明日は先輩達と昼からカラオケの予定だからな。帰ってくるのは夜だろうな。」
これはホントのことである。もっといえば、彼女が来ることがわかった前から決まってたことである。

叔母が来ることがわかったのが、引越し当日の朝だということなのだが。
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