ナミダの先はキミと。翔side編
“ひよは本気であんなこと言うやつじゃない。”




そう自分に言い聞かせて彼女を探した。



たまたま目にはいった公園にいた男の子に声をかけた。



雑誌を指さして




「この女の人見なかった?」




「ううん。しらなーい。」




と首を横にふる。そうだよな。




「見つけたら言って。この辺にいるから。」




と言って、その場をあとにした。

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