妖精的な彼氏
恋・・・・・・。

その響きはどこか悲しくて、甘かった。

その夜、アタシは家に帰ったけど、家中に転がってる雑誌を見ていちいち心臓を跳ねさせてた。

だって、『恋する女の子特集!』とか、『恋のおまじない』とか・・・・・・。

今までぜんぜん興味なくて、読み飛ばしてた部分が、目に飛び込んでくるから。

うう・・・・・・意識しちゃう・・・・・・(汗)。

ご飯もあまり食べないまま、アタシはその日眠りについた。
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