妖精的な彼氏
Chapter 1
ピチチチ・・・・・・
小鳥たちが軽快な音を奏でているのをよそに、アタシは焦りまくっていた。
お・・・・・・遅れる!
そう、今日はアタシの住んでる市で一番おっきな夏祭りが開催されるのだ。
アタシは何時も、そこに瑠々亜と一緒に行っている。
そして、よくお祭りでは瑠々亜のほうが年上だと勘違いされる。
・・・大人っぽいからかな?
だが、去年はアタシが寝坊し、夏祭りに行けなかったのだ。
瑠々亜がおいてったから・・・・・・。
でも、今年は何とか間に合いそうだ。
といってもギリギリだけど。
ちっちゃくなったからとやっと買ってもらえた新しい浴衣。
薄紅色の蝶々が紺に映える。
最初から目をつけてて、奇跡的に売れなかったのだ。
アタシはお母さんに着付けてもらうと、ケータイを持って家を出た。
小鳥たちが軽快な音を奏でているのをよそに、アタシは焦りまくっていた。
お・・・・・・遅れる!
そう、今日はアタシの住んでる市で一番おっきな夏祭りが開催されるのだ。
アタシは何時も、そこに瑠々亜と一緒に行っている。
そして、よくお祭りでは瑠々亜のほうが年上だと勘違いされる。
・・・大人っぽいからかな?
だが、去年はアタシが寝坊し、夏祭りに行けなかったのだ。
瑠々亜がおいてったから・・・・・・。
でも、今年は何とか間に合いそうだ。
といってもギリギリだけど。
ちっちゃくなったからとやっと買ってもらえた新しい浴衣。
薄紅色の蝶々が紺に映える。
最初から目をつけてて、奇跡的に売れなかったのだ。
アタシはお母さんに着付けてもらうと、ケータイを持って家を出た。