妖精的な彼氏
「ちょっと、瑠々亜!」

アタシが嬉々とした声で言うと、瑠々亜はやっと動いてくれた。

「な、何よ・・・・・・」

うろたえている瑠々亜の耳元で言った。

―瑠々亜が好きなのって、仕草和君?―

「そ・・・・・・そーよっ!何か文句あるっ!?」

・・・・・・こういう時、普通恥ずかしがらない?

まぁ、こういうとこが縷々亜らしいんだけどね(汗)。

その時、

「ねぇ―――」

今まで存在を忘れかけていた(ひどい)タケル君に声をかけられた。

「せっかくだしさ、一緒に回らない?」

「へ?」

「――お祭り」

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