妖精的な彼氏
いろいろあって、タケル君たちとお祭りを回れる事になった。

「ねぇねぇ、射的やらない?」

そう言ったのは瑠々亜だった。

なんでだろう・・・・・・?

そう思って、射的をやっている屋台を見ると、景品の中に『ちょぼっとくん』があった。

ちょぼっとくんとは、クマのぬいぐるみなのだがこれが中々可愛いくて、幼稚園児から大人まで、幅広い年代に人気なのだ。

「でも瑠々亜、あれ、とれるの?ちょーおっきいよ?」

言うと、瑠々亜は少し心配そうにしてからでも言った。

「やってみる!―やらなきゃ、わからないし!」
< 17 / 46 >

この作品をシェア

pagetop