妖精的な彼氏
「あ~、要するに私が旅行に行ってていなくて貫徹する羽目になったのね?」

「うん」

コクンとアタシが頷くと、ぽかっと頭をたたかれた。

しかもグーで。

「いった!」

「それ、自業自得でしょうがっ!私がバカって言われる筋合いないしー!」

う゛・・・・・・(汗。

「でも―――、」

瑠々亜は夏休み初日、言ったのだ。

"宿題見せてあげる"と。

うそつき―――っ!

アタシが反論しようとしたら、ちょうど2時限目の始まりのチャイムが鳴った。

とことん運ないなぁ・・・・・・アタシ。

そんなこんなで学校が終わった・・・・・・。
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