妖精的な彼氏
†††

アタシは、誰もいなくなった校舎の中を歩いていた。

今日は、終業式だから早めに帰ってゴロゴロする予定だったのに・・・・・・。

なのに、あのポッコリめ~~っ!!

(ポッコリとは保科先生の事だ。)

ガラガラガラ・・・・・・

「失礼しまーす」

だるそうに言うと、先生からの激が飛んだ(ついでに唾も)。

それから、グチグチグチグチ1時間ぐらい説教された。

帰る頃にはもう5時になっていた。

「はぁ~~ぁ・・・・・・」

アタシはため息をついた。

そんな時だった。

彼と出会ったのは。
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