妖精的な彼氏
次の日、アタシは昨日あんなことがあったから外にはあまりでたくはなかったけれど、母に醤油を買ってくるように言われた。

行かないわけにはいかないよね・・・・・・。

醤油がない冷奴なんていやだし。

がちゃりとドアノブを回してアタシは外に出た。

眩しい太陽の光に目を細めながらアタシは歩いていた。

今は誰とも会いたくないなぁ・・・・・・。

学校が終わってからだから、体育着のままだし。

メイクはしたけど暑さのせいか、乗り悪いしなー。

早く涼しいお店の中に入りたいっ!

その一身でアタシは早足になった。

そのとき、トン、と明らかにアタシの足音とは違う音がした。
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