妖精的な彼氏
「っ・・・・・・!こっ、子ども扱いするなぁっ!」

そう言うと共に、パカンッとおもいっきり瑠々亜はアタシの頭を叩いてきた。

「~~~~~~~っ!!!」

痛みと共にうずくまるアタシ。

こ、こんなに強くぶたなくてもいいじゃないっ!!!

アタシは瑠々亜を思いっきり睨みつけた。

目つきの悪いアタシ。

普通の人なら、目をあわせるだけで怯んで逃げてしまう。

そんなアタシの本気の睨みだ。

常人は震え上がって腰を抜かし、何にもしてないのに補導されてしまうアタシの睨みだ。

なのにっ・・・・・・なのにっ・・・・・・。

「なぁんで瑠々亜には効かないのよぉっ!?」

叫ぶとアタシは机に突っ伏した。
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