たとえどんなに。
ガトーショコラ

初恋

初恋・・・

私の初恋は小学4年生のとき。

入ったばかりのバドミントンの試合で負けて悔しくて。

階段で一人泣いていた私に、

大丈夫?

そう、微笑んで声をかけてくれた男の子。

ああ、懐かしいなあ。

あの頃の戻りたい。

ただ、ひたすらあの笑顔を追いかけていた純粋な日々に。

小4の私が、あの子の横で笑ってる。

あの子と一緒に笑ってる。

これは現実?

・・・なんてことはなく。

「亜夢、起きてるの?

 急がないと学校遅刻するわよ。」

お母さんの言葉で現実に戻る私。

まだまだ過去を捨て切れていない私。

河原 亜夢。中学3年生

今日から夏休みも終わり、学校です。
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