たとえどんなに。
翌日、私は携帯を手にすると

告白の返事を打ち始めた。

「靖をまだ忘れれてないの。

 へんまをちゃんと好きになれるかわからない。

 傷つけるかもしれない・・・

 それでもいいなら・・・」

「いいよ。

 靖より好きになってもらえるように頑張るから」

そう言いきってくれたへんまを

大切にしたい。

今までとは違う。

本当に好きでいてくれたんだ。

そう思うと今までやってきたことが

ひどく惨めに思えた。

うれしかったけど。

何となくきづいていたことがあったけど。

私は知らないふりをした・・・

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