たとえどんなに。
佑馬との最後の思い出に

みんなで初詣に行った。

陽菜と陽菜の友達2人と佑馬と私

やっぱりきつかったよね。

でも、私が最後に会いたかったの。

ごめんね、陽菜。

でも私が会いたかったのは

夏のあの日見たいに無邪気に笑う

可愛い笑顔の陽菜だよ。

から元気にふるまった上辺だけの笑顔じゃない

たとえ、私に向かない笑顔でいい。

たとえ、佑馬に向いた笑顔でいい。

心からしっかり笑っている笑顔を見たいんだよ

なんて私が傷つけておいて・・・

言えた義理じゃない・・・。

何回ごめんっていえばいい。

何をしたらいい?

私がどうすればいい?

私が消えればすべて元通り?

私が消えれば

陽菜はうれしいですか?

私さえ消えれば

陽菜が傷つくことはなくなりますか。

心からしっかりと笑えるようになりますか?

陽菜・・・

あなたの天使の笑顔が見たいです・・・
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