たとえどんなに。
バドの練習に久しぶりに参加。

陽菜のお母さんが他のお母さんと話しているのが聞こえてしまった。

聞くつもりなんてなかったのに。

「亜夢ちゃん、陽菜の彼氏とったのよ。

 今の子はやることが違うわよね。

 陽菜もあんな子と関わらなくていいのに。」

知ってるよ・・・。

陽菜が私を嫌ってることも。

そろそろ距離を置かないと陽菜が苦しいことも。

すべて私のわがままだよ。

もっと陽菜といたい。

私が陽菜を大好きだから。

言われなくても理解してる。

どれだけ表面上で笑ってても、

やっぱり辛いんでしょ。

どうせ、1人で泣いてるんでしょ。

私が悪者だもんね。

本当にごめんなさい。

好きになった人に彼女がいた。

そして彼女より好きになってくれた。

それが私たちを壊したんだね。

私が人を好きになったから悪いんだよね。

傷つけてしまってごめんなさい。

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