たとえどんなに。
こんな感情気持ち悪い・・・

団席に座り

服を着替えた私に

緊張気味の萌李が声をかけてきた。

「亜夢、大丈夫?」

何が?何が大丈夫なの?

何を心配してるの?

私の体?私の心?

それとも私がキレること?

「だいじょーぶ。

 心配掛けてごめんねー。」

ニッと笑うと

萌李の後ろで私たちのやり取りをみていた

みんながほっとしたのがわかった。

うまく笑えた?

表面を繕うことは疲れた。

泣きたいんだよ。

本当は苦しいよ。

でも、言えない。

だって、みんな味方じゃないから。

私にはもう、見方なんていない。

私は一人。

もう、誰のことも信じれない。

もう、信じない。
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