たとえどんなに。
「亜夢、おはよ」

この夏、部活も終わった。

朝部もないつまらない日常。

1・2年が部活をしている横を

私たち3年はうらやましそうに通るだけ。

「美也、お待たせ」

遅れてくる私に美也は

またか。

そんな表情を向けた。

朝倉 美也。

保育園から腐れ縁の私の大好きな友達。

美也はしっかり者で、

いつも元気で、みんなを笑顔にしてくれる。

そんな美也が大好き。

私たちも、部活の横を笑いながら通る。

「亜夢、美也。久しぶりー」

そう笑顔で抱きついてくるこの子。

佐伯 春。

小さくて、いっつもくっついてきてくれて

めちゃめちゃかわいい女の子。

「春、早いよ。

 亜夢、美也おはよ。」

この子はザ 優等生。

でも、すごく面白い。

生徒会メンバーの田中 柚。
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