たとえどんなに。
気付いた時には

家のベッドで涙を流して転がっていた

どうしたんだろう。

「やめて」

そう口にしながら私は泣くだけだった。

携帯ランプ点滅している。

『亜夢

 ごめんな。怖かったよな。
 
 俺、最低なことしたよな。

 でも、俺だけを見てほしかったんだ。

 いまさら、言い訳にしかならないよな。
 
 ごめんな、別れようか。』

2時間前に届いた先輩からのメール。

ほっとする私と、

少し残念に思う私。

そんな二人の私がいる。

なんで残念がってるんだよ。

あんなことされたのに・・・

もしかして私・・・・

カズ先輩のこと好きになりかけていたのかな

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