たとえどんなに。
男子すべてが怖いわけじゃない。

潤君みたいに私を

真っすぐに好きになってくれる。

そんな愛をくれた潤君。

私はそれを壊してしまった。

そして、カズ先輩も・・・・

きっとまた私が何かしてしまったんだ・・・

『先輩・・・

 ごめんなさい。』

送ったメール。

『謝るのは俺だから。

 亜夢は謝らないで。

 俺が勝手に嫉妬して焦っただけだから。

 でも、俺は亜夢を傷つけた。

 だから、もう一緒になれない。

 ごめんな。』

先輩の最後の愛の詰まったメール。

私は手に力が入らなくなって

携帯をおとした。

落ちた携帯に涙が落ちる。

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