たとえどんなに。
私たちのバドミントン部は強い。

もちろんこの大会も勝ち残り

次の大会へ進む。

でも、靖は・・・?

あたり次第でわからない。

この先の大会に進めるかどうか。

もしかしたらここで負け、

もう次の試合では会えないかもしれない。

「亜夢、靖にもう会えないかもしれないよ

 それでいいの?」

そう私に呟く萌李

でも・・・

「そうだね・・・

 でも、いう自信ないもん・・・」

告白なんてしたところで

結果なんて目に見えている。

だって、あっちは私のなんて眼中にない

私のことを知っているかすら危うい。

そんなのに期待しするほど馬鹿じゃない。

「なんで?

 亜夢、信じてないの?

 みんな言ってること。

 絶対向こうも好きだってばー」

そう、驚いた声を上げる部長

花巻 琴

琴は私たちバドミントン部の部長さん

少年団からの付き合いだから

もう6年になる。

すらっとしてて、顔も整ってて

頼りがいもあって

お姉ちゃんみたい。
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