たとえどんなに。
私にはある目標があった。

美也とまなぶんをくっつける。

まなぶんが美也を好きそうだったから。

余計なお世話だよね・・・

でも、二人には幸せになってもらいたいし

作戦決行。

私はラインでへんまとコンタクトをとり

まなぶんと美也を置いて

脱走!!!

ゲームセンターに二人を置き、

私たちは色々なところを走り、逃げ回った

案の定、へんまの携帯には

まなぶんからの着歴があったけど。

無視無視。

まなぶんのためだ。

許せ。

アイス屋に寄ったり、遠くからゲーセンを眺めたり

物陰に隠れたり。

たくさん笑った。

涙なんてかけらもなかった。

呆れた美也は親の電話で帰ってしまった。

一人になったまなぶんのもとに帰ると

怒られたっけ。

楽しかったなあ。
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