God・Game
俺はあのまま真歩を置いて、現場へ何があったのか見に行った。

「汰一ぃ」
「あのっ!一体何が…!!!?」

今俺が見たもの、それは…

丸焼けになった人の死骸だった。

もう誰なのかも分からないその死体は、生臭い匂いを漂わせて倒れていた。

「………」

「悠希!一体何が起こってたの?」

すると、丁度真歩が悠希の所に来た。

「!来るな!真歩!!」
真歩を止めて悠希はもう一度死体を見た。

こんなもの真歩に見せたら。

「ギャア゙ァア゙!!」
「!!!」

叫んでいた女性が苦しそうに喘ぎ声を出している。

「…っひぃ…!」
真歩が後退った。
「見るな!」
俺は、真歩をギュット抱き締めた。

「ゔ、ゔぅゔっ…」

女性は口から泡を吹き白目を見せて倒れた。

「……っ」

一体、何が起きているんだ。
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