God・Game
それから俺達は、落ち着いてから警察を呼んだ。

俺は大丈夫だったが今の事件のせいで真歩は、今だに何も喋らずショック状態になっていた。


「真歩…大丈夫か?」
「………」

あれから真歩に何度話し掛けても何も、返事を返してはくれない。

後で警察から事情調査があるから真歩を連れていけれるだろうか。

「…私行くよ」
「えっ!?」
真歩がボソッと言ってきた。
「私行くから!」
「……大丈夫なのか?」
「うんっ!」

<<ズキッ

真歩の無理矢理な笑顔を見て胸が痛い。

「馬鹿、無理…するな」
「無理なんか…」
「いいから来るなよ!」
真歩の頭を軽く突いた。

「ぅ……うん」

ごめんな、真歩…
こんな思いをさせて…
でも俺は、もう真歩のこんな顔を見たくないんだ。

…………

………

……



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