紅い姫

夜…私は翼の部屋でテレビ電話をしていた…

「そっちには明日向かうから!
紅龍は?大丈夫?」

と画面の前に座る啓介に
言った…

「今のところ…重傷者は居ない…
里桜…何か隠して居ませんか?」

啓介…君は鋭すぎるんだよ…

私は無理に笑い
大丈夫と答え…
話を無理やり辞めて電話を切った…

すると…翼が入ってきて…

「里桜!いい加減にしろよ!
俺は里桜の双子の兄だぞ!嘘が通じると…思うか…」

と怒り悲しそうに言う…

「言わなきゃ…分かんないだろ…
頼りないか?」
「いつから?気付いてたの」
「お前が毬ちゃんから
荷物を取りに行って帰ってきたとき…」

そんな前から…
話そうか…話してしまおう…

「その日…あいつにあったの…」
「!!ほんとか?
何で言わなかったんだ?」
「……私の行動で…全てが終わりだよ…って…私が…紅龍を…
私のせいで…紅龍が巻き沿いくらったの…」
「……里桜は…どうしたい…」
「皆を…守りたい…」

私は全てを話して翼に抱きついて…
今日は寝るね!と言って部屋に戻った

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