紅い姫

「俺…兄貴…だよな?」

と考え込む翼に
兄貴だろ!!と突っ込んだ

「と…取り合えず…
里桜!俺達は両親は居ないんだ…
責めて、誰でも良いから…
心の底から信頼できる奴を作れよ!!」

良いこと?を言う翼に
私は感動した…

「兄貴…」

私は、翼を誤解してたのかな?
まともな兄貴に感動しつつ、見直した…が…

「まぁ!
里桜に男が出来たら、この俺が容赦なく
しごくがな!グヘ」

私は翼の腹を殴った

さっきの感動しつつ見直したやつを返せ!

ヤッパリ…シスコンでオバカな兄貴だ…

私は、倒れもがく兄貴を踏みつけて
風呂場に向かった…

翼が悲しげに見ていた事も
知らずに…
< 3 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop