紅い姫
「俺…兄貴…だよな?」
と考え込む翼に
兄貴だろ!!と突っ込んだ
「と…取り合えず…
里桜!俺達は両親は居ないんだ…
責めて、誰でも良いから…
心の底から信頼できる奴を作れよ!!」
良いこと?を言う翼に
私は感動した…
「兄貴…」
私は、翼を誤解してたのかな?
まともな兄貴に感動しつつ、見直した…が…
「まぁ!
里桜に男が出来たら、この俺が容赦なく
しごくがな!グヘ」
私は翼の腹を殴った
さっきの感動しつつ見直したやつを返せ!
ヤッパリ…シスコンでオバカな兄貴だ…
私は、倒れもがく兄貴を踏みつけて
風呂場に向かった…
翼が悲しげに見ていた事も
知らずに…