紅い姫

「私は、高橋里桜!!
よろしく!」

と頭を下げて
教室から出ようとしたとき…

「里桜…俺達に媚売らないのか?」

と聞いてくる誠実に私は…

「ま…まさか…
売らないといけない系!?」

と言うと…
皆がキョトンとしていた

「姫に成りたいとか…誰かの
彼女に成りたいとか…
無いの?」

と聞いてくる司に私は…

「逆に…あんたら
族なの?」

今度は私がキョトンとした…
だって…今の今まで知らなかったし…
会って直ぐに…族ですか?って聞かないじゃん…
失礼でしょ?


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