紅い姫

私はしぶしぶ座った…

「あ!翼~!
今日は沢山買っちゃてから…倉庫ね~!


と言うと、啓介は嬉しそうにしていた…

「じゃあ…俺は一回家に帰って
里桜のバイク乗って行くわ…
里桜のバイク乗って良いか?」

悲しそうに聞く翼に私も悲しくなったが…無理やり笑顔でこたえた

「傷付けんなよ?
付けたら、翼のバイク…十円ギザギザで
往復5回だからな!」

私は笑ながら言った積もりが…
何故か…翼は兎も角…啓介までが
震えて居た…

「じ…じゃあ…
行くよ?」

と啓介が聞くと
エンジンを吹かし、風を切り走り出した…
久し振りのバイクに心が踊り
ウキウキで啓介にスピードを上げろ!!
と言うと怒られた…
< 48 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop