【完】好きになれよ、俺のこと。
「おし。
じゃ、メニュー決めっか!」
「あ! 一応リーダーから、去年カフェをやったクラスのメニューを貰って来たよ!
参考になればいいなって思って」
「まじで!?
陽向ちゃんナイスすぎる!」
やったー!
ナイスだって!
なんだか照れるなぁ。
メニューを見てみると、プリンやシフォンケーキ、パフェ、フルーツポンチ、スコーンなどなど、どれも美味しそうなものばかり。
さらに、違う冊子には丁寧にレシピまで描いてある。
ページをペラペラとめくりながら、感嘆の声を漏らす柊くん。
「すげぇな、なんかめちゃくちゃ本格的」
「それに、どれも美味しそう!」
「だな!
じゃあメニューはこれを基にするか!」