【完】好きになれよ、俺のこと。
そして、時間は流れ、いよいよ明日は学園祭当日。
言うまでもなく、クラスはすっかり学園祭モードで、盛り上がっています!
校門をくぐれば、一面学園祭一色に染まってる校舎は、見てるだけでワクワクしちゃう。
今日は準備最終日ということで、1日授業もないから、余計テンション上がるなぁ!
私はというと、どこを見ても、賑やかに飾り付けされている廊下を、なっちゃんと2人で歩いていた。
「すごいね!
どこもかしこも活気付いてる!」
「本当だよね!
明日も、イベント盛り沢山だよー!」
学園祭実行委員でもあるなっちゃんが、分厚いファイルをペラペラとめくる。
「へー! イベントかぁ!」
「軽音部のライブとか、告白大会とか、後夜祭の花火とか、そりゃあもう盛り沢山だよ!」
な、なんか凄そう…っ。