紫苑~君に出逢えた奇跡~

二年前

拓真とは、幼馴染みで侑恭の弟。

拓真を好きになったのは中学の秋……。

告白して来たのは拓真で何回もアタックして来たからokした感じ。

『紫苑、ちょっと良いか?』

『ん?どうしたの?』

『俺、紫苑が好きだ、だから付き合って欲しい!』

薄々気づいてたけど、どうしよう……。

『本当に私で良いの?』

『ああ。』

『私で良ければ、お願いします。』

『良かった。おう、宜しくな』

この告白で私と拓真は付き合い始めた。
でもその数日後に拓真のお母さんから電話が来た。

『紫苑ちゃん、落ち着いて聞いて、拓真の容態が急変して今、診察室なの……』

「え……」

『それで私これから仕事に向かわなきゃいけないの。だから拓真の事頼める?』

「はい、分かりました。」

付き合って最初に拓真のお母さんに病気の事聞いてた。

病名は……『肺がんで悪性腫瘍』
聞いた時は吃驚した。
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