君はあっち側 私はこっち側
もともと芸能コースは2クラスしかない。
1クラス40人だから計80人。
こんなに芸能界に関わってる人がいるんだってちょっと驚き。
80人なんて大した人数じゃないのに狭い昇降口では押しあいでクラス一覧をまともに見れない。
そんなとき フワって肩に手がまわってきてギュッと引き寄せられた。
びっくりして顔を上げると 私を引き寄せているのは 七森聖夜でしかも おんなじクラスだね、アシスタントちゃん なんてつぶやいてる。
「え…っと……。」
何か言いたいのに何も出てこない。
しかもなんて呼んだらいいかわからない。
仕事相手としてさん付け 敬語は当たり前。
現に私はずっと敬語で話してる。
けどそれって同級生的にはどうなの?
そんなことを思っていると いきなり七森聖夜が歩き出して。
もちろん私の肩を抱いたまま。
「あの…?」
言ったって彼はきいてない。
それに…暖かいし安心するから別にいいかなんて思ったりもしてしまった。
1クラス40人だから計80人。
こんなに芸能界に関わってる人がいるんだってちょっと驚き。
80人なんて大した人数じゃないのに狭い昇降口では押しあいでクラス一覧をまともに見れない。
そんなとき フワって肩に手がまわってきてギュッと引き寄せられた。
びっくりして顔を上げると 私を引き寄せているのは 七森聖夜でしかも おんなじクラスだね、アシスタントちゃん なんてつぶやいてる。
「え…っと……。」
何か言いたいのに何も出てこない。
しかもなんて呼んだらいいかわからない。
仕事相手としてさん付け 敬語は当たり前。
現に私はずっと敬語で話してる。
けどそれって同級生的にはどうなの?
そんなことを思っていると いきなり七森聖夜が歩き出して。
もちろん私の肩を抱いたまま。
「あの…?」
言ったって彼はきいてない。
それに…暖かいし安心するから別にいいかなんて思ったりもしてしまった。