偽りの自分。
「あたし...カイト君と付き合ってるの。」
「俺、吉野が好きなんだ。」
えっ!?
疑ってはいたけど、本人から言われると....。
『星羅さん!朝ですよ。』
ドア越しにあたしを呼ぶ声がする。
石田さん!?
そっか...夢だったのか。
カイトと吉野のことが不安で、
夢に出てきたんだ....。
『星羅さん!早く!』
『うるさいなぁ、起きるって!』
あたしはベッドから起き上がった。
そうだ、あたしは昨日寝ちゃって....。
お風呂も入ってない!
食事もしてない!
うわぁ...不潔。
あたしは洗面所に向かった。
早く入らないと…時間が無い。
あたしは急いでシャワーを浴びて、
制服を着た。