偽りの自分。
『お風呂入ってくるね~!』
あたしは下着とパジャマを持って、
洗面所に向かう。
『はーい』
後ろから石田さんの声がした。
洗面所に入って、下着とパジャマを置き、
着替えてお風呂場に入る。
そして頭と体を洗って、あたしはお風呂に入った。
『ふ~....あったかい....』
5月だというのに、冷え性のあたしは
指先やつま先などが冷たくて仕方ないのだ。
明日、あたしは逃げない!
あたしは...吉野さんを助ける。
人をいじめるのは最低なことだと思うし....!
あたしは決心して、
お風呂から上がった。
『ただいま~
あたしもう寝るね。』
あたしはリビングに行った。
『もう寝るんですか?』
石田さんは洗い物をしていて水音をたてながら
言った。
『うん。
色々疲れちゃったし。
おやすみ!』
あたしは言う。
『おやすみなさい。』
石田さんは笑顔で言った。