空と光
部活が終わり生徒たちが帰っていく。

「だーかーら!先生たちが言ってたの!」私はあの3人にさっきの出来事を説明した「何かの聞き間違いじゃない?」奈々が顔を覗きこんでくる。 「そうだよ。そしたらせめてでもこの学校にいられないんじゃない??」うんうんと友夏の意見に愛実が頷いている。「私もそれはおかしいと思って・・・・。」「まぁ何もなければ大丈夫だよもう少し様子みよ?あの先生、先輩に任せっきりで練習あんまこないし!」と愛実が私の肩を持ち「ねっ?」と笑顔を向けてくる。そうだよ・・・・・もしかしたらそんな事件なかったかもしれない。もしあったら・・・。ううんとりあえず今は何もないんだからみんなもいるし大丈夫だよ・・・・・。私が心配しすぎたんだね。「みんなごめん・・。」「なぁーにへこんでんのよ!さぁ帰えろ?」奈々が私の手を引く。みんなは笑っている。
ねぇ神様。私どんな困難でも頑張るからこの笑顔を奪うようなことはしないで。お願い。私みんなの笑顔見ていたいから。
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