空と光
失った心
忙しい日々。人々が小走りでどこかに行くふと空を見上げる。 青空から夕日のオレンジ色がグラデーションのように空に広がっていた。
私は空に笑顔を向ける。三年前の幼い自分に向けて。


ー三年前ー
「こらっ!早く支度しなさい!!」お母さんがせかす。「今やります~」毎朝「color」の曲を聞いて学校に行くのが日課。(まぁ寝坊した日以外は)
だってcolorの曲は元気になれるし大切なことを教えてくれる。きっと学校でやってある無意味の勉強よりも大事なことだと私は思う。つらいことがあってもcolorの大好きな曲があれば乗り越えられる。今はcolorの曲を手放せない日々になっていた

ホームルームの終わりのチャイムが学校に響きわたる。相変わらず杉田先生はいつもながら何も悪いことをしていないかのようにのんきだ。 みてるこっちがイライラする。なんて教科書を鞄の中に入れていたら・・。「バレー部は今から隣の教室に集まってだって!」他のクラスのバレー部の一年できが強い島田優。
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