空と光
大会
ビルの隙間から雲の流れを目でおう。あの時はあの時で私は一生懸命だった。「青春」ってどんなものか探してた・・・・・・・。つらかったけどあの時のことがなければ今の私はなかったのかなぁ?もう大人になるのにわからないよ。美羽・・・。今の私「美羽」は前の自分より好きだよ!

体育館にシューズの音とボールの跳ねた音、かけ声が音楽のように響いている。
「はぁ~期末終わったぁ」愛美が部活のボールかごをだしながら安堵する。「私もぉーテストヤバいよ」奈々はバレーのネットを出した。「そうそうってあなた頭いいでしょ?!!」「そうだよ!いいなっ頭よくて」友夏が奈々とネットを広げる。バレー部の部室は古くて地面がコンクリートでできていて狭い。蜘蛛の巣が棚と壁の間にできていたり・・・。古すぎる((笑
ネットを張りボールをコートに持っていくと先輩達が集まっていた。・・・・・?いつもより来るの早いなと思っていたら友夏が走って私のところにきた。「美羽っ先輩どうしたんだろ?なんかさっきから私たちのこと見てない?怖いんだけど」と耳打ちしてきた。
「うん・・・。私たちなんかしたかな??」少し離れた奈々たちのところに行こうとした。「一年!ちょっと集まって!!」先輩達に一年は集められた。やっぱりいつもと違う・・・。なんだろ・・・・・
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