空と光
一年は先輩のもとへ向かった。「座って」いかにも不機嫌そうな態度だ。みんなも場の空気を読み取ったのかいっきに表情が曇った。
「なんで今一年集めたか分かる?」怖い三年の先輩が一年をにらむ。みんな沈黙だ。二年生は来ていない。「お前らはっきり言ってウザイんだよ!!存在じたい邪魔なんだよっ!!!」怒鳴られた。・・・・ウザイの?私たちだって一生懸命やっているのに。今のままじゃダメってこと・・・?
また違う先輩がため息をつき
「一年は先輩よりもっと早くきて準備しとくもんなの!なに先輩をまたせてんだよ!練習試合のときだってちんたらちんたら動いて私たちのチームがだらしなく見えるでしょ?早く動けって言ってるのに」「分かったら早く実行する!!返事は?」「はっはい!!」みんな下を向いていた顔をいっきに上げた。
みんなもうブルーだ。私は凹むより先輩の恐さに驚いた。中学にきて学んだこと「先輩は怖い」とっても恐ろしい生き物だ。二年生がいないと誰も一年の味方はいない。
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