空と光
解散してからはみんな黙って準備の続きをした。一年と三年の間はぎこちない練習やりその日は練習を終わりにした。

「先輩たち怖かったねぇ」奈々がスクールバックを抱きしめ幽霊でもみたような顔で歩く。朝だから人も少なく小鳥がチュンチュン鳴いていた。田舎だからとても静かで私の家から学校に行くまでに車が一台も通らないときもある。
「しょうがないよ。私たち一応後輩だし・・・・・。最後の大会が終わるまで我慢しよ!」「そうだねっ先輩と仲良くしなくちゃ」
奈々と私は細い道に入る。学校につき教室に入るとなにやら女子が教室の窓のところに集まり騒いでいる。「みんななにしてるの?」私は席についていた友夏に聞いてみた。「なんか外で川崎先輩がテニスやってるんだって」友夏は外に視線をうつす。「どこが格好いんだろうね?私にはさっぱりわからん。やっぱり山っちだよねぇー」「ねー♪♪」この2人は先輩よりジャニーズ派。まぁ私はどっちも理解できないんだけど((笑
なんていうかジャニーズとかかっこいい先輩では好きになれなく断固性格派で・・・。なかなか好きな人ができなく惚れにくいタイプ。まぁ男好きよりはいいんだけどね 「私も好きになれない」奈々もどうやら私と同じタイプ。「だよね!私はやっぱりcolorがいいよ。性格よすぎだし」「確かに!あーゆう人旦那にしたい」奈々もcolorのファンで最近colorの話で盛り上がっている。
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