空と光
*********************** 「今日はこれで解散します ありがとうございました!!」 「ありがとうございました!!!!」私たちは大会を終え自分たちの中学校へ帰ってきた。古い校舎に涼しい風と夕日の光が降り注いだ。「あーあ負けちゃったね」愛美が肩を落とす「まぁ先輩頑張ってたじゃない!」友夏は愛美に話かける。そう私たちはあの後結局負けてしまった。何回か粘ったときもあったけど相手チームに点を入れられっぱなしだった。その追い討ちに杉田先生の審判に対する行動もあったためか会場すべての人が青山中の応援をしていた「はぁ・・・。ありえないよねだって二階の客席まで青山コールだもん」奈々がスポーツ飲料を飲む。「だよね・・・」私たちは校門のすみにかたまり話していた。「でも惜しかったよね!前の試合と比べものにならないくらい先輩たち強くなってるよ☆私は満足だけどなぁ」私もスポーツ飲料で喉を潤した。すると愛美は私の肩を両手でもち「だめだよ!そんなんじゃ!!もっと上を目指さないと県大会行けないよ?!!」「そっそうなんだ・・・。」愛美はスポーツが大好きだからきっと燃えているのだろう「そろそろ帰る?暗くなるし!」奈々が声をかける「うんそうしよう!行こっ?愛美!!」「うん☆」私たち4人は仲良く夕日を背にし校門をあとにした
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