空と光
友夏がペンのキャップをはずす「colorの新曲だよ!ねっ奈々♪♪」「うん♪♪」 「ちょっと2人とも仕事してよ!」後ろから愛美がパシッとプリントで私の頭をたたく「あははごめーん」私たちは委員会の仕事をしている最中!!「はぁ・・・。オススメの本ってなに書けばいいんだろ」テーブルの上に顔をつける奈々。図書室にふわっと風が光と一緒に窓にはいってくる「 でーきた!!」友夏が消しゴムのカスを払う。 「えっもう終わったの?!!」 「うん 私はまじめにやったからね♪♪」 「だよね」そりゃ 当たり前だ((笑・・・colorのことばっかり話していた私と奈々はいっこうに進んでいない。 「もぉ・・・待ってるから2人ともさっさと仕事おわして!あんまり遅いと先輩に怒られるよぉ」「はぁーい」愛美と友夏に待ってもらいながらなんとか仕事が終わった。「ふぅー終了!!」「私もー♪♪」時間はもうオレンジ色の空に少し青が滲んでいた。空を見たついでになんとなく外を見た「あー!!??」後ろで片付けていた奈々と鞄を背負う愛美と友夏が「なっなに?!!」「どうしたん!!」3人とも驚きながら私のもとによってきた「すっ杉田先生が体育館に向かってるぅ~!!」「えぇー?!!!」図書室からはちょうど体育館につながる廊下が見える。私たちは猛スピードで図書室をでた
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